近年、地震や台風などの自然災害が頻発する中、「避難所」の重要性がますます高まっています。
避難所といえば、もちろん誰でも安心して過ごせる場所であってほしいですが、「誰にとっても安全で、過ごしやすい避難所」とは、具体的にどのようなものなのでしょうか?今回のトークイベントでは、東日本大震災で避難所で出会った、立場の異なるお二人の体験から、共に考えたいと思います。
今回の話題提供者である高橋未宇(みう)さんは、岩手県陸前高田市出身で、脳性麻痺による車いすユーザーです。東日本大震災当時、小学5年生だった彼は、最初の避難所で、車いすの移動やトイレに課題があったため、内陸にある福祉交流施設『ふれあいランド岩手』への二次避難を経験しました。そこでの避難生活は、車いすユーザーかつ、子どもであった高橋さんはもちろん、多くの避難者にとっても、過ごしやすい場所であったといいます。
今回のソナエトークは、高橋さんと、当時の避難所運営者である『ふれあいランド岩手』主任主査(副館長代理)、薄衣和香さんにご登場いただき、それぞれのお立場から、避難所のリアルな実情や、抱える課題、運営者の葛藤と尽力について振り返り、今後日本中どこにでも起きうる大災害時の避難所運営のヒントをご提供いただきます。
ぜひこの機会に、「みんなにとって過ごしやすい避難所」について、一緒に考えてみませんか?