能登半島地震から４カ月。「復興」に向け、様々な動きが進められています。

すべてを奪われ、まだまだ悲しみで顔を上げられない中、「これから自分たちの町はどうなっていくべきか」「どうしていきたいか」を問われる。そしてこれは、その地域の未来を大きく左右する「待ったなし」の問題になっていきます。

何も考えられない時に、「顔を上げて未来を語れ」とは、本当に酷な状況ですが、では「復興」とはいったい、どういう状態を指すのでしょうか。何がまちを、人の心を「復興」させるのでしょうか。

4年前のコロナ禍から始まったソナエトークの記念すべき第50回は、色とりどりの美しいバラが咲き誇る季節を迎えた宮城県石巻市にある雄勝ローズファクトリーガーデンからお届けする、大人気の「現地からシリーズ」。ガーデンを経営する（一社）雄勝花物語の徳水夫妻に雄勝ローズファクトリーガーデンの13年に渡る壮大な「物語」や、お二人が掲げる「復興思想～人とつながり、希望を紡ぐ」をお聞きしながら、みんなで考えたいと思います。

13年前の震災で、「いのち以外のすべてを奪われた」人たちが、苦難のなかで顔を上げ、ありたい未来を見つめ、語りあい、創り続けてきた雄勝ローズファクトリーガーデンで考える「復興」は、きっと机上の会議などでは得られない、学び多いものになると思います。是非ご参加くださいませ。