能登半島地震による被害で石川県穴水町では20人がお亡くなりになり、住宅は1000棟が全壊・半壊・一部損壊。避難されている方は人口7326人のうち1656人、断水中の家屋は3200戸(1月19日現在)となっています。 ロハス南阿蘇たすけあいは、発災直後、熊本から支援物資を持って駆けつけ、被害調査や他のボランティア団体や被災者さんへ物資を届けるなどの活動をしてきました。 いったん熊本まで重機や車を取りに戻り(1月9日〜14日)その時に集めて持参した食材で穴水地域での炊き出しにも取り組みました。
炊き出しを通して1000人ほどの被災者さんの話を聞きました。
①とにかく温かいものが食べたかった。
②家や避難所から一歩出て地域の方と意見交換したかった。
③町内放送や避難所で手に入らなかった情報が欲しかった。
④復興へ、どのような流れで進んでいくのか聞けたのでよかった。 などのご意見でした。
我々の炊き出し地域、穴水町で一番多く、耳にしたのは、この地から離れず、できることなら住み続けたいと言うご意見でした。
我々は本来瓦礫の撤去や瓦礫の搬出などのニーズから先に取り掛かるのですが、今回は違う形の支援を行おうと炊き出しから入らせていただきました。 あったかい食事を食べていただき、できるだけたくさんの声を上にあげるためです。
穴水町はまだインフラが整ってはいないものの、物流が主要道路の開通により、輪島市や珠洲市など食材や日用品の買い出しができるハブになるのではないかと思いました。また、最前線の仲間への後方支援になればとも考え、この地での活動にしました。
我々の今後の活動としまして、長期にわたる炊き出し! 生活再建に向けての物資も必要です。 ただ今は人命捜索、人命救助が一番だと思っています。我々も高所作業車や、バス、建設機械関係を近くの金沢市まで運んでますが、すぐに、被災地にはいれません!そこで何ヶ月か様子を見て、炊き出しに必要な野菜類をプッシュ型支援しようと考えています。
熊本地震からもうすぐ8年です。それを考えましたら、果てしない日数が必要になると思います。
被災地の方々もどんどん疲れが出てきていますので、物質型な支援もメンタル面の支援も必要になってくるかと思います。どうか長いスパンで被災地支援を宜しくお願い致します。
そしてみなさまも先ずは、自らを守るべき備えをしてください。それから支援をお願いいたします!