組織の役割と個人の役割

公開日: 2020/03/11

東日本大震災から9年

昨年も、災害が多発した1年となってしまいました。 スマートサプライはそれぞれの災害で様々な組織の支援プロジェクトで活用いただき、9年前の東日本大震災の経験を活かせたことは次に進むための自信になりました。あらためまして、関係者の皆様、ご支援をくださった皆様に、感謝を申し上げます。

東日本大震災から9年がたち、当時は想像もしなかった程、災害やこの度の新型コロナウイルス等が多様かつ頻繁に発生しています。国や各地方自治体、企業や非営利組織による様々な取り組みが少しずつ整ってきていることを感じる一方で、今回の新型コロナウィルスへの対応や報道等を見てあらためて、考えさせられたことがあります。

それは、あらゆる組織は個人に比べて大きな力を持つ代わりに、時として、一般個人の通常の感覚とかけ離れた判断をしてしまう側面を持っており、その弱点を補えるのは個人としての私たち一人ひとりしかいない。ということです。

組織の論理と個人の感覚

例えば、今回の新型コロナでは、感染拡大防止の為に多くの人々が集まり飲食を行う「こども食堂」の補助金を一時的に停止する判断になった地域があったとのこと。 補助金悪用防止の為のルールや説明責任の為に「補助金を運用する組織として」判断せざるを得なかったということは想像ができます。

一方で、私たち一個人がこの状況を知ったらどう考えるでしょうか?新型コロナに伴う休校措置により給食を食べられなくなり、いつも以上にこども食堂を必要としている子は多いはず。今こそ私にできることはないだろうか?このように考える方は多いと思います。

この例では、組織の論理も個人の感覚も、一定の合理性や納得感がありますが、その結論は真逆になりました。つまり、組織の論理 vs 個人の感覚という構造ではなく、組織と個人は全く別の性質のものとして補完関係にあると考えることができます。 すると、国や自治体などの「組織」が私たちの個人としての感覚とは異なることを批判するよりも、組織の活動を補うために個人としての私たちにしかできない役割に意識を向けることができます。

個人の思いを集約

9年前の東日本大震災の際にも、この「組織と個人の役割の違い」に気づいた人たちが、その感覚を頼りに全国から集まり、「多様な感覚を持つ個人が、組織の論理の制限されずに、善いと感じたことを実行できる仕組み」を構築しはじめました。それが今のスマートサプライにつながっています。

私たちSSV(Smart Supply Vision)はこれからも、個人の思いの力を集約する事にフォーカスします。 「組織が全ての課題を解決できるわけではない。それを補うのは私たち一人ひとりの個人の思いが必要不可欠である。」 同じように感じているのは私たちだけではないはずです。同じ思いをお持ちの方は、是非、私たちSSVの活動にご参加ください。 SSVではfacebookで情報を発信していますので、まずはfacebookページのフォローをいただければ、最新情報をお届けできます。

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