1963年、宮城県石巻市生まれ。宮城教育大学卒業後、中学校の国語科教諭として宮城県内の中学校に勤務(2002年から3年間は女川町生涯学習課勤務)。2015年3月退職。
東日本大震災当時は、宮城県女川第一中学校(現在の女川中学校)に勤務。震災後の2011年5月、生徒たちの想いを五七五に込める俳句づくりの授業を行い、テレビ、新聞、書籍等で紹介される。2016年度の中学校1年生の教科書にも掲載されることになった。 震災後は女川中学校、矢本第二中学校で防災担当主幹教諭、宮城県の防災教育副読本の編集委員も歴任。
震災で当時大川小学校6年の次女を亡くす。2013年末に「小さな命の意味を考える会」を立ち上げ、現在は、全国の学校、地方自治体、企業、団体等で講演活動を行う。2015年からは、震災当時小学生だった高校生が若者とディスカッションを行う企画「あの日を語ろう、未来を語ろう」を各地で展開。2016年「16歳の語り部」(ポプラ社)を刊行、「平成29年度 児童福祉文化賞推薦作品」を受賞。
小さな命の意味を考える会代表、NPOカタリバアドバイザーの他、ラジオのパーソナリティーとしても活動。
あの日起きたことに、子どもたちはどう向き合い生きてきたのか、どのような未来に向かおうとしているのか、そして、私たち大人の役割について、事例をあげて考察します。 全国どこでも「被災地」になり得る時代です。また、私たちの前に立ちはだかるのは自然災害だけではありません。21世紀を生き抜くために、3.11をどのような学びに変えていくべきなのかを考えます。
詳しく「あの日を語ることは、未来を語ること」。佐藤敏郎が、東日本大震災を体験した若者とつくるプログラムです。 学生の時に被災した若者たちとともに語る3.11の記憶と未来への提言。震災経験のない高校生や大学生とグループセッションを行い、「震災から何を学び、何を伝えていくか」を一緒に考えます。
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